ベトナム中部旅行記(2/7) ;ベトナム美人

私にとってベトナム旅行は今回が初めてだが、今まで何度も行きたいとは思っていた。
その理由は、「ベトナムには美人が多い」という私の信念である。
確か「ミス・ユニバース」だか何かでベトナム人が何度か賞を取っているようにも
記憶しているが、それよりも強い根拠はベトナム独特の民族衣装「アオザイ」だろう。
ちなみにベトナムでは、標準的な女子高生の制服が白いアオザイである。
フエでも、自転車で登校する白いアオザイ姿の女子高生の姿を何度も見た。
残念ながら写真には収められなかったが、見たい人は画像検索でどうぞ。
アオザイ姿の女性は異常にスタイルがよく見える。
冷静に考えれば、ベトナムはまあ東南アジアなんだから、
そこの女性はまあタイ人なんかとそう違わない、ということは頭では分かるのだが…。
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実際ベトナムの街を歩いてみると、いや、これは想像以上に美人ぞろいだった。
その美しさの要素の一つ目は、ポニーテールにした長い黒髪である。
大抵は背中まで、長い人だと脚にまで達するほどの長さだ。
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ネット上のオタクの間では「黒髪ロング」というのが重要な萌え要素であるが、
私はそれはニワカの意見だと思っている。
…が、ベトナム人の黒髪ポニーテールは美しいと認めざるを得ない。
実際それはベトナム人の認めるところでもある。
ベトナムみやげの定番として手描きの絵画や刺繍があるが、
その中に必ずと言っていいほど描かれるモチーフが「アオザイ女性の後ろ姿」である。
前姿でないのは描くのが面倒だから…ではなく、やはり黒髪ポニーテールだから、だ。
ちなみに顔は、中国南部人にわずかばかりインド人の要素が加えられた感じだ。
 
ベトナム女性の魅力は外見だけではない。性格もまた魅力的だ。
若くてもおばさんでもとにかく人懐っこくて、
異国の旅行者に対しても物怖じせずに相手をしてくれる。
今では10歳くらいから英語の授業があるらしく、英語も何とか通じる。
しかし、何と言っても<指差し本>の効果が絶大だった。
市場やホテルなどで暇そうにしている美人を見かけたら、
<指差し本>とデジカメとわずかばかりの面白いネタを用意して話しかけてみよう。
面白いと思われると、かなり親しくなることができる。
 
ベトナムは文字を除いて実質中国南部の文化圏であり、
それゆえ(か?)女性の性格も中国的だ。要するに、気が強い。
ただし一人っ子政策等の影響で「わがまま」な要素を含む中国の若い女性とは異なり、
ベトナム女性の気の強さは「聡明」「不誠実を嫌う」という要素が強い。
要するに「しっかりしている」のである。
一方ベトナム男性は、ひとことで言えば「金、カネ、かね…」である。
レストランでウェイターと少し話をして親しくなったと思っても、それは友情が芽生えた
というわけではない。後から多額のチップを平然と要求されることだろう。
日本人にとってそれは大した額ではないとしても、気分というか後味が嫌なものになる。
そんなこともあり、旅行中ものを尋ねたり話しかけたりする際はいつも女性を選んでいた。
ベトナム女性のしっかりした性格に存分甘えてきた、というわけである。
 
三番目のベトナム美人の要素、それはスタイルのよさである。
身長はそれほど高いわけではないが、いわゆる小顔であるためスタイルがよく見える。
そして体型に関して、太った人はまず見かけない。
驚くべきは、それがベトナム女性に総じて当てはまる、ということである。
おばさんでも、何人も子供を生んでそうなお母さんでも「総じて」スタイルがいいのだ。
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太った人間がいないからといって、栄養や食料が不足しているわけではない。
何しろ日本とそう変わらない面積の温暖湿潤な国土を耕し、
二毛作、三毛作で膨大な量の米を作っている国である。
さらに言えば、ベトナムも南国の例に漏れず、国民は甘いものが大好きなのである。
ベトナムではアイスコーヒーが好まれる。実際それはコーヒーと呼ばれる黒い飲み物
ではあるのだが、おそろしく甘くてこころなしかチョコレートの香りがする。
ゆったりとした時が流れ、大好きな甘い食べ物が安く大量に手に入る。
こんな国の国民がいいスタイルを保ち続ける背景には、
何か秘密があるに違いない。(続く)
 
写真の説明)
1枚目;ミーソン遺跡に展示されていた祭りの写真
2枚目;街で見かけたきれいな黒髪ポニーテール
3枚目;ホテル・カナリーのフロントスタッフ・ラン姉さんとミンちゃん