2011-01-01から1年間の記事一覧

ネパール旅行記(4/4) ;ブータンの主張

身近な人にネパール旅行の話をすると、9割の場合 「確か『幸福指数』か何かを導入した幸福な国じゃなかった?」 というような反応をされる。 そして、大抵の人はそれが文化鎖国状態にある隣国ブータンのことであると知っている。 この点についてもう少し正…

ネパール旅行記(3/4) ;ガイドたちの物語

観光地、特にアジア諸国では、英語や日本語で気安く話しかけてくる現地人は相手にしない というのが常識である。 ところが、ネパールではこの常識を持って歩くとかなり大変である。 日本人面した観光客が一人で観光地を歩いていると、必ず誰かが話しかけてく…

ネパール旅行記(2/4) ;カトマンズ・シティ

ネパールは北海道の2倍ほどの広さで、標高落差は世界一である。 エベレストからジャングルまで国中に観光地があるが、 今回は初めてということで首都カトマンズの周辺を見て回るにとどめた。 首都とはいっても、近代的なビルはほとんどない。 本来「旧市街…

ネパール旅行記(1/4) ;世界の屋根

9月のはじめにネパールに行ってきた。完全な観光目的である。 ネパールはインドの北側、ヒマラヤ山脈の南側に広がる国で、文化や人種はインドに近い。 何かのテレビ番組で見てあまりの異文化っぷりに驚き、一度行ってみようと 記憶していたこと、そして今年…

悪の支配者

「悪の支配者」と聞いて私は、スター・ウォーズのダース・ベイダー、ではなく、 彼を手先としてうまく働かせていた「皇帝」を思い浮かべる。 新三部作の最後(エピソード3)にこの皇帝の正体が明かされるのだが、 エピソード2の段階ですでに共和国の議長が…

ダーウィンの愛した無神論

今年のGWは特に大きな旅行もせず、読書などでゆっくりと過ごした。 昔購入したスティーヴン・ジェイ・グールドの進化論に関する本を読んだ。 この著者はダーウィン理論の擁護者としてアメリカでは有名な学者で、 何かの雑誌に連載していたエッセイをまとめて…

Office2007は近年最大の試練

この4月から職場が変わった。 まあ環境が変わるといろいろストレスに悩まされるものだが、 今のところ一番のストレス源はOffice2007だ。 前の会社では既存ソフトの互換性の問題からOffice2003を標準として使用していたが、 今度の職場ではOffice2007が使用…

シャブ中毒・電力中毒者は加害者か?

世にあまたある陰謀説、その中にはたぶん真実だろうというのもある。 「電力会社と国が結託して原子力開発推進のための情報操作を行っている」 というのは、その真実だろうというものの一つだった。 そして今、それは真実だと断定できるものになった。 いや…

ノーモア・フクシマ

今回の福島第一原発の事故、これは太平洋戦争とともに、 未来永劫の人類が日本人に関するものとして記憶に刻み付ける 重大な歴史的事実/失敗である。 政府やマスコミが何と言おうと関係ない。 IAEAがどのようなランクを付けようとも関係ない。 今回の事故を…

英国王のスピーチ

映画「英国王のスピーチ」を先日観てきた。 アカデミー賞の主要部門を多く受賞したせいか、映画館は結構賑わっていた。 まあ、時間ぎりぎりに行って座れないほどではなかったが。 前評判では「SNS」とどちらが上か、みたいな話になっていたが、 観た率直な感…

偽札作りとカンニング

2chでは、本日夕方で既に京大入試の問題漏洩犯の実名が特定されていたが、それであってるのか? (鈴木アイさん、ではない。念のため) 受験生なら多分未成年だし、入試問題をネットに公開してどういう罪状に当たるのかも分からないことから、 普通ならおそ…

クイズに勝った人工知能

先日、IBMの作ったスパコン「ワトソン」がアメリカのクイズ番組でクイズ王に勝った、 というニュースがあった。 「現在の二進数演算機構による人工知能は私達天然知能とは動作原理が異なっており、 その意味において現在存在しているあらゆる人工知能は天然…

昨日のNHK科学番組

先日NHKの科学番組で、「ウィルスによるがんの治療」について放送していた。 (番組自体は昨夏に放送した分の再放送だったようだが、本放送は見逃していたようだ。) これを観て、久しぶりに科学技術について感心した。 将来的に、がんは手術なしで完治でき…

赤外線の力

先日関東地区で放送されたナイトスクープで、 太平洋戦争時に一人の兵士が内地に残してきた妻に書いた手紙を解読する、という話をやっていた。 (他の依頼内容で引き立てられたということもあり)かなりの感動名作だった。 当時は軍の検閲があったため、本心…

センター試験をやってみた

今朝の新聞にセンター試験の問題が載っていたので、ちょっとやってみた。 とりあえず英語だけ(もちろんリスニングは対象外)。 で結果は、失点20で180点。 あれ、現役で受けたときよりも上がっている。 おゆとり様相手で易化したのかな? …て、冗談です。実…

ワシントン・レポート (3/3) ;ナショナル・ギャラリー

ワシントンD.C.の中心部にある博物館の中では、絵画を中心とした美術館が最も多かった。 というのも、有名絵画を買い集めた大金持ちが死後遺産として大量に寄贈するためらしい。 スミソニアン協会は非政府の組織だが、 このような美術館に関しては高額の財産…

ワシントン・レポート (2/3) ;キャピタル

ワシントンD.C.はアメリカの首都であり、その政治的なシンボルはホワイトハウス。 というイメージなのだが、ワシントンは何もかも規模が大きく、相対的にホワイトハウスが意外と小さく見えた。 むしろ、ワシントンの政治的なシンボルは国会議事堂に当たるキ…

ワシントン・レポート (1/3) ;航空・宇宙博物館

年末休みを利用して、アメリカの首都ワシントンD.C.に行ってきた。 目的は完全に観光で、博物館巡りである。 ワシントンD.C.も中国の北京同様、国の政治の中心でありながら、観光地としての側面も強い。 ワシントンD.C.において最も重要な観光スポットは、い…