2015-01-01から1年間の記事一覧

安保法案の顛末を見て(後編)

(続き) では、今後彼ら(野党)が立ち直るにはどうすればよいのだろうか? やがて時がたてば、今は政界を独占する与党内部に慢心と綻びが生まれ、 またタナボタ的にどこかの野党が政権をとることになるかもしれない。 しかしそんな事態は日本国民にとって…

安保法案の顛末を見て(前編)

今週のテレビのニュース番組はどこもいつも安保法案関連の話ばかりだったし、 ネット上でもよく話題になっていた。 週末にはついにその安保関連法案が衆参両院を通過して成立した。 ここは一国民として私も何か書いておいたほうがよさそうだ。 まず事実関係…

メキシコ旅行記(4/4) ;幻の湖

現在のメキシコの首都メキシコシティは、 スペイン人がやってくる前のアステカ王国の時代にも首都だった。 その町は「テノチティトラン」と呼ばれ、 「テシココ湖」という湖の上に作られた人工島に建設されていたという。 しかし16世紀、スペイン人がやって…

メキシコ旅行記(3/4) ;古代文明

メキシコはまた、 マヤ、アステカをはじめとする中南米の古代文明発祥の地としても有名である。 知名度でいうと南米ペルーのインカ帝国も有名だが、 この帝国はその始まりが13世紀と比較的新しく、”古代文明”とは言い難い。 なにより、インカ帝国には文字が…

メキシコ旅行記(2/4) ;サボテンのツナ

言うまでもなくメキシコはアメリカの南に位置する国で、 アメリカとの間に長い国境線を持っている。 メキシコに対する日本人のイメージは、 「不法労働者と移民」「麻薬の密輸」「カリブ海リゾート」 大体こんなところだろう。アメリカを通して見たメキシコ…

メキシコ旅行記(1/4) ;銀鉱都市

今年の夏休みはメキシコに行ってきた。 メキシコは世界的に有名な観光立国でありながら、 私はこれまで一度も行ったことがなかった。 日本からメキシコへ行くのにビザの取得は必要なく、飛行機も週に2便直行便がある。 欧米人、とくにアメリカ人がカリブ海…

シンガポール旅行記(3/3) ;ジャングル

シンガポールの市民は、一般に友好的で紳士的だ。 「洗練されている」「礼儀正しい」というのとは少し違うのだが、 昨今ネット上でよく言われる「民度が高い」という表現が最も近い。 自分の欲望を主張する前に周囲の人のことを考える、他者との協調性がある…

シンガポール旅行記(2/3) ;ふるさと

シンガポールの中心は、南東部にあるマリーナの周辺と言っていいだろう。 マリーナの内陸側の岸には高層ビル群が立ち並び、 海側の岸には最近できたデッキを戴くホテルがそびえる。テレビでしばしば見るやつ。 このデッキの大部分はプールになっており、ホテ…

シンガポール旅行記(1/3) ;三大異味

このGWにシンガポールへ旅行に行った。旅の目的は、特になし。 東南アジアの中でまだシンガポールへは行ったことがなかったこと、 そして久し振りに南国の雰囲気を感じたくなったことが シンガポールへ行こうと思った主な理由である。 ”南国の雰囲気”にもい…

マスコミがAIIBを推す理由(補筆)

私の考察による結論は、先に書いたとおり 「日本のマスコミがAIIBを推す理由は、彼らのスポンサーである日本の企業が 中国での企業活動のために中国人民の反日意識を緩和させる目的で 日本をAIIBに参加させたいため」 というものである。 一方、このところの…

マスコミがAIIBを推す理由(後編)

(続き) 「資金面での理由で日本を巻き込みたい」 中国側がこのように考えることはあるかもしれない。が、 中国側がそれほど切羽詰っているとも思えない。 日本のマスコミを全て買収しなければならないほどに。 そもそも発言力を押さえるために自分の出資比…

マスコミがAIIBを推す理由(前編)

本来ならばそれほど注目されるはずのないもの、アジアインフラ投資銀行、略称AIIB。 しかし、今では多くの日本人がこの名前を知っているだろう。 このところ連日のようにマスコミがニュースに取り上げているからである。 大した話ではないようなことでも、こ…

ホイッスラー展

横浜美術館で開催されていた「ホイッスラー展」を見てきた。 ホイッスラーは19世紀後半の画家で、主にロンドンで活躍していたらしい。 ビビットな女性の絵、特に「これぞジャポニスム」という絵を代表作として描いている。 http://www.jm-whistler.jp/point/…