センター試験をやってみた

今朝の新聞にセンター試験の問題が載っていたので、ちょっとやってみた。
とりあえず英語だけ(もちろんリスニングは対象外)。
で結果は、失点20で180点。
あれ、現役で受けたときよりも上がっている。
おゆとり様相手で易化したのかな? …て、冗談です。実際難しかった。
長文が読みやすかったのが、高得点につながったのだと思う。
現役のころより理系的な単語の知識が増えたこと、
それと理系的な文章を読みなれていることが理由でしょう。
 
20点の失点のうち10点は、最初の発音とアクセントに関する問題での間違い。
点にすると半分だが、配点が低いため問題数ではこれが大半を占める。
受験当時は逆Cとか逆Vとかの発音記号をそれなりに覚えたが、
今ではまったく覚えていない。
むしろそれよりも、各単語の発音を詠唱によって覚えさせたほうが有効なのでは?
少なくとも、そのほうが実用的である。
 
中学時代、古文の授業ではただ教科書の文章(那須与一の話とか)を丸暗記するだけだった。
当時はそれにどれだけの意義があるのかと反発していたが、
その後古文の文法を習うとき、そのときの記憶が元になって
文法的に正しい/間違いが何となく判断できたものである。
ちょうど、日本人が何気なしに話している言葉が文法的に成り立っているように。
 
じゃあ、あなたも今から英語の文章を詠唱して丸暗記すればいいじゃん、
て、それができないんですよ、年をとってからでは。
社内の公用語を英語にする、会議は英語で行う、みたいな話をしばしば耳にするが、
それで英語の発信能力は向上するとしても、リスニング能力の向上には結びつかない気がする。
それよりも、ネイティブの社員を囲んで詩の朗読会を開催する、なんてのはどうでしょう?
そっちのほうが絶対楽しいし、モチベーションも維持しやすいと思うわ。