赤外線の力

先日関東地区で放送されたナイトスクープで、
太平洋戦争時に一人の兵士が内地に残してきた妻に書いた手紙を解読する、という話をやっていた。
(他の依頼内容で引き立てられたということもあり)かなりの感動名作だった。
当時は軍の検閲があったため、本心を綴った家族宛ての手紙というのはほとんど残っていないそうだ。
 
子供のころ、というかかなり小さいころ、戦争でひょんと簡単に殺される兵士達も
自分達と同じように家族や子供時代、思い出などを持っているのだろうか?
と疑問に思っていた。だとしたら大変なことだ、と。
というのも、当時の私にとって戦争とはテレビの中のお芝居(映画)だけのことであり、
そこにやられ役(兵士役)として出演している役者は、仕事が済めばプライベートに戻る。
→ お芝居の中の兵士には子供時代や家族との思い出などは存在しない。
→ でも昔はお芝居でない本当の戦争があったはず…。
というように考えていた。
そして今回、その疑問に対して明確かつ強烈な答えが示された、ということである。
 
それはそれとして、肉眼でもカメラでもほとんど読めなかった手紙の解読に使用された
赤外線撮影の手法は驚異的だった。画像処理の技術もあるのだろうが、とりあえずは赤外線。
うーん、この赤外線撮影の手法がほしい。波長帯は800~1,000nmのどこかだろう。
市販のデジカメでもこの波長帯で撮影できなくはないが、感度はよくない。
秋葉などで売られているモノクロの動画カメラであればその辺の感度は高いが、
微細な部位の撮影には向いていない。
モノクロ撮影用のデジカメってどこかに安く売ってないかな…。
 
という記事に合わせて赤外線で撮影した画像をアップしたかったのですが、
あいにく今手元に適切なフィルタがないので無理でした。
代わりに、偏向フィルタによる水面反射光カットの威力を示す写真をアップしておきます。
知識では知っていたけれど、これほど効果があるとは、すごくね?
イメージ 1
イメージ 2