タイ in 雨季(2/4) :ロッブリー編

今回の旅行では、初めてバンコクから地上の電車に乗って
アユタヤの北にある古都ロッブリーに行ってきた。
旅行代理店の企画するツアーに参加するのではなく
一人で移動・観光を行うのもまた初めての体験である。
 
乗車した電車はAM8:30バンコクチェンマイ行きの特急で、
ロッブリーには2時間で着く。
ちなみにチェンマイには12時間後のPM8:30到着予定である。
ところが、先発の各停電車がトラブルで発車できず、
特急電車は10分遅れで別のホームから発車した。
その後は大したトラブルには見舞われなかったものの、
途中のアユタヤには30分遅れ、ロッブリーには40分遅れで到着。
以前カンチャナブリでツアーの一環として電車に乗ったとき、
ガイドは電車が1時間遅れることを見越して移動していた。
どうやらタイの地上電車は予定通りに遅れるようだ。
 
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アユタヤほどではないにせよ、ロッブリーにも廃墟となっている
古代寺院が多くあった。
中でも目を引くのが、「サルに支配された寺」。
「プラ・プラーン・サーム・ヨート」という寺院跡である。
(ガイドブックなどでは「サン・プラ・カーン」がその寺だと
されているが、私はそれを見つけられなかった。でも
「…・サーム・ヨート」も十分サルに支配されていたし)
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タイには象やらオオトカゲやらいろいろな動物がいるが、
サルを見たのは初めてである。
もっとも、先日訪問した山岳民族の村では人々が
サルを狩り・捕食の対象としていたそうなのだが。
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ロッブリーはそれほど有名でない地方都市で、
普通のタクシーもトゥクトゥクも滅多にいない。
それゆえ移動の足にはバイクタクシー、通称「モーターサイ」を
使わざるを得ない。私は今回初めてモーターサイを利用した。
バイクの後ろに乗り、少し照れながらも手で運転手の脇腹を掴む。
ロッブリーの旧市街はそれほど広くなく、
にもかかわらず道路はかなり立派で整備もされているので、
バイクでの移動はかなり爽快だった。
 
バンコクへの)帰りは路線バスを利用する。
料金も所要時間も各停電車と同じくらいだが、バスは各停電車と
違ってエアコン付きの上、20分おきに出ていて気楽に利用できる。
ただし、3時間半の間トイレ休憩なしというのは少しきつかった。
バンコク側のバス・ターミナルはチャドチャック・マーケットの
近くにある。最寄の駅まで1km以上あるので、昼間に味を占めた
モーターサイを使うことにした。
が…、土曜日の夜だったためマーケット周辺の道路は大混雑。
モーターサイはそんな中をねずみのように走り回り、さらには
ぼこぼこした歩道をも飛ばしていく。自転車と同じで左側通行に
縛られないため、対向してくるバイクとすれ違うこともしばしば。
まったく生きた心地がしなかったが、確かに目的地には
早くたどり着いた。タクシーではこうはいかなかっただろう。
運転手にはチップをたくさんはずんでおいたが、まあ次は歩く。